人力車と妖精とラグビーW杯
「つぎはぎvol.2」で特集したカフェギャラリー「俥宿 天十平」オーナー中原万里さんへの取材では、とっても濃厚な話を伺うことになりました。
テーマはファッションだったのだけれど、ご主人との出会いからカフェ経営やギャラリー運営の話まで、ドラマチックな人生を語っていただき、編集部4人全員が食いつきすぎ。人生相談したくなりました。
万里さんは、編集部全員のあこがれの女性だったわけですが、笑顔の裏にはもがき葛藤しながら、今の姿があるんだなぁと。月並みですが私も頑張ろうという気持ちに。
ご主人の省吾さんは、37年もの間、車夫として人力車をひいたり、収集したり、作ったりされています。
省吾さんは、かつて千葉から萩まで人力車をひいて走ってくるというスゴイ事を成し遂げた変人です。
若い頃も今も、カッコイイ! 息子さんもさわやかですね〜。
そりゃ、人力車にも乗りたくなっちゃいます。
そんなわけで、民泊に来られたゲストファミリーと一緒にと人生初の人力車体験をさせていただきました。
人力車は一人乗り、二人乗りがあって、三人以上で体験する場合は、自転車で併走することができます。
まず、驚いたのは、人力車が予想以上に速い!
そして、省吾さんの話は、歴史が身近に感じられるお話がたくさん。萩市民としてある程度は歴史もおさえていたはずだったのに、初めて知ったエピソードもありました。
ぜひ、体験してみてください。
ゲストファミリーはアイルランド出身、イングランド在住で息子さんは元ラガーマン。
ラグビーW杯観戦のために来日し、Gアドベンチャーズのツアーに参加されたのだそう。
人力車を体験したあとは、ラグビーの話で盛り上がっておりました。
省吾さんは、ラグビーが好きで、大分まで試合を観に行くとのこと。
さらに、アイルランドといえば、ケルト民族から語り継がれた物語に登場する妖精たちが、街の至る所にいる「妖精の国」とも言われているということで、
妖精を見たことがある?
というに話まで勃発。
省吾さんは、萩で妖精を見たそうです。
この翌日、ラグビーW杯で日本が優勝候補アイルランドにまさかの歴史的勝利をしたのでした。