萩の島のこと。大島、櫃島、見島…
すっかりご無沙汰してしまいましたが、秋ですね。
萩の秋は、とても気持ちのよい季節です!
10月5日(水)放送開始の日テレドラマ『ファーストペンギン』は、萩市の大島を舞台にしたストーリーとのことで、大島への日帰り島旅をご紹介した号の取材のことを思い出しています。
大島は萩港から定期船で25分ほど。
撮影のために、2019年の5月末に訪れました。
本土から眺めていたときは、ぺたんこな島だったのに、いざ、着いてみると、ひたすら上り坂。遠くから見ているのと、地に足をつけて歩くのとでは大違いでした。
坂を上ると、視界が開けて畑が広がりました。その圧巻の風景に見とれていると、気さくに声をかけてくれたのが長岡剛(ごう)さんでした。
長岡さんは、島を案内してくださり、おかげで迷うことなく、効率的にまわることができ、船の時間に遅れることもなく、楽しい取材の島旅になりました。
半農半漁で島で暮らす長岡さんに、後日、大きな魚を1匹いただいたのもいい思い出。
こういった出会いも島ならでは。
久々に長岡さんにご連絡すると、変わらずお元気そうで、「ブロッコリーの収穫のシーズンにおいで〜!」と言っていただきました。
つぎはぎvol.2は在庫がない(デジタル版あり)のですが、英語版があるのです!
当時国際交流員として萩在住だったエマ・ヒロさんによる翻訳。内容の意図を汲み取り、ネイティブの人が自然に入ってくるような、やわらかい文章で内容の意図を汲み取り、訳を作ってくださいました。
英語版の在庫はまだまだあるので、ドラマ『ファーストペンギン』放映期間中、現在販売中の『つぎはぎvol.5』と手づくりのモノ(夏みかんシロップ30)をご購入いただいた方に、『つぎはぎ vol.2』英語版をおつけしてお送りします。ぜひ、この機会に!
そして、今年発行の『つぎはぎvol.5』では、定期船の出ていない櫃島を取材しました。櫃島出身の最後の住人である山根実さんの奥様くに子さんは大島出身なので、先述の長岡さんとももちろんお知り合いです。
余談ですが、くに子さんの旧姓は長岡さん。大島には、「長岡さん」というお名前の方が多いですよ。
櫃島の写真は、大変貴重な資料にもなり、ディアゴスティーニの『週刊 日本の島』にて写真を提供させていただきました。
そしてそして、つぎはぎ編集部で担当している「はぎのねvol.11」では、国境の離島・見島を取材させていただき、島とのご縁をいただいているのでした。見島については、「ここいろ」の記事でもご紹介。
島には、特別な時間の流れがあって、人との心の距離が近くなる場所なのではないかと感じています。
そんなわけで、10月5日スタートのドラマ『ファーストペンギン』楽しみに見たいと思います。