つぎはぎ農園の「ひと手間、ひと仕事」
畑に青大豆を蒔きました。
昨シーズンに青大豆の豆取りや味噌作りを一緒にしたご近所さんが手伝ってくれて、ありがたや〜!
今年は、連作を避けて昨年とは違う場所で、菌ちゃん先生こと吉田俊道さんの提唱する土づくりを取り入れて、土に竹炭と程よく乾いた雑草を入れてマルチをかけました。
「マルチ」の意味は、マルチメディアとか、マルチな才能とか「いくつもの、複数の」という意味のマルチではなくて、畑を覆うシートのことです。英語の「マルチング」の略だそうです(マルチとは何ですか。農林水産省HPより)。これも、移住前には知らなかった言葉。
昨年は、青大豆が密になり過ぎて、虫にもたくさん食われちゃったので、今年は、菌ちゃん(微生物)の力で、虫に負けず育ってほしい。
2018年に糧の「種の図書館」から持ち帰って、種をつなぎ続けている青大豆。一昨年からは、この青大豆で味噌作り。100%畑の青大豆でまかなえています。それもこれも、「やりたい」と言ってくれる人がいるおかげ。慌ただしい毎日の中で、この「ひと手間、ひと仕事」の時間を作るには、関わってくれる人の力が必要なのです。
青大豆のこれまで
5月、6月には、3年ぶりに「萩市ふるさとツーリズム」の中学生の「農泊」がありました。めちゃくちゃよく食べる子、シャイで几帳面な子、声の大きな子、虫が苦手な子、いろいろな子どもたちが来てくれました。若さ弾ける中学生。まぶしいです。若いっていいねー。
農泊では「家業体験」をしてもらうのですが、やろうやろうと思っていて手がつけられていなかったちょっとしたお仕事を一緒にできるというのがすごく助かる!
例えば、玄関の珪藻土塗りの左官仕事。伸び放題になっている庭木を切ってもらったり、竹紙を作るために必要な若竹を切ったり、薪割りをしたり、竹炭を作るための枯れた竹を運んでもらったり、畑で収穫してもらったり。「名もなき家事」のようなひと手間、ひと仕事。もちろん、初めてやることだから、うまくできるわけではないけれど、ほんの少し、誰かが手をかけてくれるだけで、うんと助かることがいっぱいあるな〜と思うのです。
そこで、この「ひと手間、ひと仕事」ご協力のお願いです。
これまで、つぎはぎ農園の民泊は、1泊2食を含む体験つきで6000円、素泊まり3000円という料金設定なのですが、素泊まりの際の朝食をご希望の方にはサービスしていました。ですが、気を遣ってくださる方もいて、何となく宙ぶらりん状態だったのですが、この度……
朝食ご希望のゲストには、「朝メシ前のひと仕事」(30分程度)をしていただければ、朝食サービスをいたします。
……という形にします。
つぎはぎ農園の蔵は「よく眠れる」と言ってくださる方が多くて、朝、スッキリ目覚めてお散歩される方もいます。散歩してひと仕事。気持ちのいい1日の始まりになるのではないでしょうか。
●ひと仕事
草刈り、薪割り、堆肥づくり、野菜か果実収穫、竹紙の竹繊維を叩く、さやつき大豆の豆をとる…などなど
また、長めに滞在できるという方向けに「ひと手間、ひと仕事」お手伝いのお礼に宿泊費をサービスさせていただくプランもご要望があれば応相談です。