うちであったまろう!「はぎのねvol.5」
寒い、寒いです。
ここのところ、暖冬だったので、大寒波予報にも、まあ、大したことないだろうとタカを括っていました。
しかし、2021年の始まりは、まさかの大雪。各地で、水道管の凍結など、大変なことになってます。
さてさて、昨年末に萩の会員制ふるさと情報誌「はぎのねvol.5」が無事刷り上がりました。
年始の寒さを予感していたかのように、今号のテーマは「ぬくもり」。巻頭特集では、萩の鍋として、山の鍋と海の鍋をご紹介しいます。
山の鍋は猪鍋。海の鍋はフグ鍋。それぞれ、猟師さん、漁師さんを取材し、食卓を彩る担い手の生き様を感じていただけます。
もちろん、お取り寄せ情報もありますよ!
萩の鍋で、ハフハフあったまりましょう。
—–誌面情報の訂正———-
※P.7 『びっくり屋』について、現在は営業時間が12~13時、17~21時となっております。また地方発送は対応しておりません。
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2021年も、どうぞよろしくお願いします。
萩ネットワーク協会では、全国の会員の方々に、3ヵ月に1回、萩の情報をお届けしており、会員を募集しています。
応援いただけたらうれしいです。
誌面でご紹介できませんでしたが、取材でお話を伺って心打たれたお話がありました。
「フグ鍋」の写真を撮らせていただいた「萩心海」について。萩心海は、魚の卸売業者でもあり、生きたまま魚を運べる活魚車を持っており、店内には山口県最大50トンの生け簀があります。新鮮な魚をお得にいただける名店です。
東萩駅の近くにあり、灯台の形をしたユニークなお店。
灯台の形には、こんな理由があったそうです。
創業者である亡き先代は、戦時中に海軍にいて、潜水艦に乗っていたそうです。そこで、訓練時、仲間のミスをかばったところ、上官から体罰を受け、負傷して入院することになってしまいました。その入院中、仲間たちが乗った潜水艦は、敵の攻撃を受け沈没してしまったのです。
戦時中、死の恐怖と隣り合わせの潜水艦から陸を目指すとき、灯台の光は大きな希望だったに違いありません。戦後、炭鉱で働いて操業資金を貯めた先代は、潜水艦の仲間たちへの思いから、何としても灯台(の形の店)を建てたいと奮起したのだということです。
灯台のある風景は、このような思いからつくられていたのだと、静かに心打たれたのでした。